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水の平焼・器峰窯ふたつの美!海鼠釉と陶石の白

水の平焼・器峰窯

天草で二番目に歴史ある窯元「水の平焼」。複雑で深みのある海鼠釉が有名な窯元です。伝承の海鼠釉の窯を兄が継承し、弟は「器峰窯」として天草陶石の真白な肌に絵付けした器を製作。個性あふれる、それぞれの美。どちらも魅力的で、側におきたくなる器です。

江戸時代から続く窯元「水の平焼」

1765年(明和2年)江戸時代から続く窯元「水の平焼」。独特の風合いを持つ海鼠釉(なまこゆう)の元祖であり、国の伝統的工芸品に指定されている窯元です。

天草の土を掘り、生地を作る。そして、釉薬の原料となる土灰やワラ灰も自家製。手間がかかっても、受け継がれてきた手法を活かし製作されています。

深い味わいの海鼠釉(なまこゆう)

初代の岡部常兵衛から始まる「水の平焼」は、なんといっても独特の海鼠釉(なまこゆう)が特徴です。現在は八代目、岡部祐一さんが伝承。

ひっそりとしかし深い風合い

一言では表現できない、複雑な色合いは鉄釉と藁灰釉の2つの釉薬を二重掛けし生まれる色です。深い緑に碧。そして、天草で採れる赤土を併せて使う複雑な赤茶色。

生活の中に、ひっそりと有りながらも見飽きない。花や食べ物を挽きたててくれる味わいは、普段使いながら独特のたたずまいです。

天草陶石の白に絵付「器峰窯」

「水の平焼」の展示室には海鼠釉器の他、白磁に絵付けされた器が展示されています。こちらは次男、岡部俊郎さんの作品。俊郎さんが器を作り、奥様が絵付けされた器です。

使う人への配慮感じる形

明治から昭和初期にかけて描かれた図案を現代風にアレンジして再現。天草陶石の真っ白な器に、心に残る絵。

しかし、それだけではありません。湯呑ひとつでも、口に含む厚みの心地よさ。持ちやすく窪みが作られた形。使う人への配慮が伝わってくる器です。

伝統の登り窯

「水の平焼」の敷地内には、登り窯もあります。ガスが登場し、今では使われることも少なくなった登り窯。連房式登窯の窯は存在感があり、古くから引き継がれてきた、歴史を感じます。

伝統の継承と発展

「水の平焼」入り口には、地蔵菩薩や観音菩薩など神様が祀られています。天草で長く伝統を継承し、一度も途絶えることなく続く「水の平焼」。伝統をまもりつつ発展させてきた、風とおしの良い気風は「器峰窯」とともに、目が離せない窯元です。

まとめ

複雑で深みのある海鼠釉を江戸時代から継承し、製作を続けている「水の平焼」。天草陶石の白い肌に、繊細な絵付けが印象的な「器峰窯」。それぞれの個性がどちらも美しく、長く使いたい器です。

■水の平焼 水の平焼 器峰窯
住所:天草市本渡町本戸馬場2004
電話:0969-22-2440 (水の平焼)
営業時間:9:00~18:00
店休日:無し
アクセス:車 熊本駅~約2時間10分 九州自動車道松橋IC~約1時間40分 天草空港~約10分



天草野・黒猫

天草野・黒猫

天草生まれ。美味しい物、きれいな物。歴史にかかわるものが大好きです。天草のまだ知られていない魅力をお伝えします。

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