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天草「明徳寺」楼門の双聯・異人地蔵の謎

天草・島原の乱後の民心を鎮めるため、天草初代代官・鈴木重成が建立した「明徳寺」。天草最古の楼門には、邪宗を取り除く双聯。階段には踏み絵のごとき十字の跡。しかし、異人地蔵あり、子安観世音像ありと色んな要素を持つ寺を拝観してみませんか。

明徳寺(みょうとくじ)

本渡城跡地に建つ「明徳寺」

天草下島の市街地東側には、かつて天草五人衆天草氏の居城「本渡城」がありました。その二の丸跡地に建つ「向陽山 明徳寺(みょうとくじ)」。正保二年(1645)、天草初代代官の鈴木重成によって建立された曹洞宗のお寺です。

少し顔立ちの違う「異人地蔵」

「明徳寺」に向かう階段を昇る時に、目を引く右手のお地蔵様。「あれ?なんだかお顔立ちが普通のお地蔵様と違う」そう思われる方も多いはず。どこかホリが深く、顔立ちが日本人と少しちがってみえることから「異人地蔵」と呼ばれています。

階段には十字の印が…

司馬遼太郎「街道をゆく」で、”石段に十字架が刻まれていることに気づき、切支丹禁制時代の凄みを感じる” と記されている「明徳寺」。

石段を登る際に、足元をよく見ていると十字のマークに気が付きます。司馬遼太郎の見た、十字架のマークがこれかは定かではないけれど、見つけやすいマークは下から12段目(数えかたによっては11段目)。踏み絵の役割をはたしていていたという説があります。

歴史的価値も高い山門

文化5年(1808年)に再建された山門。天草市の指定文化財になっています。特に注目したいのが、山門の両側に設けられた双聯(そうれん)。

双聯は中国で対句を行っていた習慣から、装飾として漢詩の区を札や布で掛けたもの。

仁王像もそろった立派な楼門

双聯には「祖門晋師行清規流通仏海正法 将家直正革弊政芟除耶蘇邪宗」と掲げられています。これは、仏陀の正しい説法をひろめ、耶蘇の邪宗を芟除(刈り除く)する意味合いの言葉。

天草・島原の戦い後、キリシタンから仏教への改宗を目的とし建立された強い意志が伺える双聯です。表情豊かな金剛力士像に守護された二階建ての楼門。天草では最も古く、優れた楼門といわれています。

境内には子安観世音像

清々しい「明徳寺」の境内。正面左手には、子安観世音像があります。大正時代に寄進されたものですが、どこかマリア観音を思わせる風情。「明徳寺」を見ると、初代代官の鈴木重成は、仏教への改宗を示しつつも、おだやかな政策であったのではないかと思わせる場所です。

清正が重臣の守護神 稲荷神社も

「明徳寺」の山門左手には稲荷大明神が祀られています。約430年前、加藤清正の重臣であった、松下飛騨守綱竟が守護神としていた稲荷大明神。子孫が出家の際に奉安されたものです。

まとめ

天草初代代官、鈴木重成が天草・島原の乱後に仏教で民心を鎮めるため建立した「明徳寺」。見事な山門に、邪宗の文字の書かれた双聯。階段の十字の印やマリア観音を思わせる子安観世音像。曹洞宗の寺ではありますが、天草の歴史を感じさせる場所の一つです。

■向陽山 明徳寺(みょうとくじ)
住所:熊本県天草市本渡町本戸馬場1148
駐車場:有
アクセス:バス のってみゅうかー左回り 天草市役所行き 約13分 馬場下車 徒歩1分
車 熊本市~約2時間 九州自動車道松橋IC~約1時間40分 天草空港~約15分
地図:クリックするとGoogleマップが開きます

天草野・黒猫

天草野・黒猫

天草生まれ。美味しい物、きれいな物。歴史にかかわるものが大好きです。天草のまだ知られていない魅力をお伝えします。

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