天草・栖本弁財天さまは約5,000万年前の地層!?
栖本「弁財天さま」
天草東海岸沿い国道266号線に、ドライブしていると気になる小島があります。この島には、航海や芸能、金運アップのご利益がある「弁財天さま」がいらっしゃるんですよ!約5,000万年~4,500万年前の砂岩でできた島。地球の歴史も感じる島に、お参りしてみませんか。
小さな島に鳥居? 弁財天さま祀る島
天草東海岸、国道266号線の海沿いをドライブしていると「あれ? あれは何?」と、視界の端に気になる小島があります。何が不思議か。それは島には鳥居があり、登れるようになっているから。
島全体が神域のような場所。この島には「弁財天さま」がいらっしゃいます。
目印は恵比須様! 島への降り口
「弁財天さま」へ降りる目印は、これまた豊漁の神様えびす様です。鯛をかかえて、海を眺めていらしゃいます。
道路沿いで駐車スペースも無いため、山側の「栖本総合グラウンド」駐車場に車を止め、徒歩で行くのがベターです。
お参りは干潮時に!
干潮の時には、歩いて渡れる「弁財天さま」。満潮時には、歩道は海に沈み完全な島と化します。道路が整備される前は、岸からかなり離れた小島でした。潮見表などを確認して、干潮の時にいくと「弁財天さま」にお参りできます。
実は約5,000万年~4,500万年前の砂岩
人1人が通れる歩道を昇り、頂上へ向かいます。島の周りには洗濯岩のような段差がある岩や、波の浸食でできたであろう丸い岩、ごつごつした岩。
実はこの島、約5,000万年~4,500万年前に堆積したと推定される教良木層(きょうらぎそう)の一部。波の浸食にも耐え、砂が凝固してできた砂岩が残りできた島なのです。
水を守る「弁財天さま」
小島の頂上には「弁財天さま」の祠があります。七福神で唯一女性の神。金運アップ、音楽など芸能の神様としても知られる神様です。栖本の「弁財天さま」も優しいお顔で、琵琶を持たれています。
水の神様でもあるため、航海の安全や豊漁を願い祀られ、信仰されてきました。
小島を彩る浜辺の花々
小さな小島ではありますが、シャリンバイやハマボッスなど海辺ならではの花々も咲いています。頂上では海風も気持ちよく、道路沿いから見る風景とはひと味違う海です。
まとめ
天草東海岸、国道沿いの気になる小島「弁財天さま」には、長い地球の歴史も感じられる場所です。栖本の「弁財天さま」にお参りしていきませんか。
■栖本「弁財天さま」
住所:天草市栖本町古江
アクセス:車 熊本駅~約2時間 九州自動車道松橋IC~約1時間40分 天草空港~約35分
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