ジンベエ in 長部田海床路

熊本地震復興にエールをと始まった「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」。その一環として熊本県内には漫画「ONE PIECE」に登場する「麦わらの一味」の像が設置されています。2022年7月、10体目のジンベエ像が宇土「長部田海床路」に鎮座しました。謁見していきませんか。

 海に続く道「長部田海床路」

宇土市の有明海には、満潮時に海に沈んでしまう道があります。熊本市内から三角方面に向かう国道57号線沿い、海苔の養殖を行う漁業関係者が利用する「長部田海床路(ながべたのかいしょうろ)」です。

干満の差が最大6ｍもある有明海の干潟。海に続く道は、雲仙普賢岳をバックに神秘的な光景です。この「長部田海床路」に、あの親分がやってきました！

あ！ ヤシの木の下に人影が

「長部田海床路」の入り口付近には、大きな椰子の木があります。ん？ その椰子の木の側に、なにやら金色に光る人影が。

有明海の風物詩、海苔ヒビをバックに大きな盃を手にしているのは、「麦わらの一味」の仲間ジンベエではありませんか。

 長部田海床路にジンベイ鎮座！ 

このジンベエ像の正体は「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環です。漫画「ONE PIECE」作者の尾田栄一郎氏は熊本の出身。そこで「ONE PIECE」に登場するルフィーの仲間の銅像を、復興のシンボルとし県内各所に設置しエールを贈ろうという企みによるものです。

ジンベイ像の除幕式でも宇土市長から「失ったものばかり数えるな。残っておるものはなんじゃ」と、ジンベイの言葉を引用した心にしみる挨拶がありました。

熊本県内で10人の仲間たちが応援

「長部田海床路」に鎮座したジンベエ像が、10体目となる「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の銅像。

熊本県庁プロムナードのルフィー像、熊本市動植物園にチョッパー像、阿蘇市のウソップ像などなど。熊本県内各所で、仲間たちを見守り応援しています。熊本県内を観光する際には、探してみませんか。

日によって変わる美しい風景の有明海

干満差の大きい、有明海の干潟。時間によって、天候によって美しい風景がひろがります。熊本県のお向かい、長崎県の雲仙普賢岳をバックに美しい海と人との営み。それは1枚の絵画のようです。

ジンベエ像も登場し、ますます人気がでそうな「長部田海床路」。ドライブの休憩に、ぴったりの場所ですよ。

まとめ

宇土の「長部田海床路」に鎮座した、「麦わらの一味」の仲間ジンベエ像。「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」10体目の雄姿、謁見しに立ち寄ってみませんか。

■長部田海床路
住所：熊本県宇土市住吉町3125-1
アクセス：JR三角線住吉駅より車で3分（徒歩22分）約1.7km　
車　熊本駅～約50分　九州自動車道松橋IC～約35分　天草空港～約1時間50分