天草夕陽八景のひとつ「マリア像の夕陽」
マリア像の夕陽
水平線に沈んでゆく夕陽を見たことがありますか? きれいな夕陽は各地で見られますが、水平線に沈む夕陽は格別です。東シナ海に面した天草下島の西海岸には、水平線に沈む夕陽を望めるスポットが点在しています。天草を訪れたなら、夕日を見ないのはもったいないというもの。「天草夕陽八景」の中でも秋冬におススメな「マリア像の夕陽」を紹介します。
「天草夕陽八景」とは
天草下島の西海岸線は、「サンセットライン」と呼ばれ、夕陽を見るのに最適。 天草市では、夕日が特に美しい場所を選び、「天草夕陽八景」としてPRしています。以下がその8か所です。
マリア像とは?
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つである崎津集落。この集落の外れ、羊角湾の入り口付近の岬「番所の鼻」に海に向かって建てられています。高さ約3mの白いマリア像は、1974年に集落の信者たちによって航海の安全と豊漁を願って建てられたものです。
漁師の方にとっては海の道しるべであり、出漁の時には安全を願って、帰港の時は無事を感謝して、祈りをささげるそう。
夕陽が重なるマリア像の美しさ
夕陽が沈む時刻より30分前くらいに展望デッキ(または堤防)にスタンバイして、夕陽が刻々と下がっていくのを待ちます。いよいよ夕陽とマリア像が重なる時には、オレンジ色の光の中に、両手を組んだマリア様の祈りのシルエットが浮かび上がり、清らかで厳かな気分が湧き上がってきます。
時期は、10月下旬から11月下旬と2月で、その時期にはたくさんの観光客やカメラマンが訪れ、普段は静かな漁港が賑やかになります。
堤防に並ぶカメラマンたち。
広角レンズで撮るのもいいですね。秋冬は空気が澄んで空の色がきれいです。波が穏やかな日には空の色が海によく映ります。
だるま夕日も見ることができます。
おまけ
夕陽ではないけれど、月と重なる時も絶景として人気があります。
まとめ
「絶景に会える!」と人気の夕日スポットです。しかし、この絶景に会うには天気に恵まれないといけません。日没時刻や天気予報を調べるなど準備をしてお出かけください。
■海上マリア像
住所:天草市河浦町崎津
アクセス:車 熊本駅~約2時間30分、九州自動車道松橋IC~約2時間15分、天草空港~約50分