天草本渡のランドマーク「十万山公園」
十万山公園
国道324号線を上島から下島に向かって車で走っていくと、正面に見える山があります。頂に展望台が設置してあり、遠くからでもよく見えます。この山が見えてくると下島が近づいているしるしです。この山が下島の入り口本渡地区のランドマーク「十万山」です。
本渡の街と有明海・八代海を一望
標高239mの十万山には、展望台があり、天草市の中心本渡地区の市街が一望できます。
ループが特徴の天草瀬戸大橋、2023年2月に開通した未来大橋、赤い瀬戸歩道橋の3つの橋が天草上島と下島をつないでいる様子がよく分かります。
また、北には有明海が広がっていて、右手には天草上島、左手には雲仙岳が見えます。よく晴れた空気の澄んだ日には、遠く阿蘇山が見えることも!
2階建ての展望台
展望台の1階はトイレ、2階は屋内展望所となっています。ガラス窓が額縁となって切り取った風景は絵画のようです。天気が悪い日はもちろん、晴れの日でも屋内展望所から見ることをお勧めします。
そして、屋上に行くと、周囲300度くらいが見渡せる眺望が広がります。天気のいい日は、空、海、島の3種類の青が爽快ですよ。
桜、アジサイが咲き誇るお花見の名所
園内の山の斜面には約200本の桜(河津桜、ソメイヨシノ)やアジサイが植えられています。お花見の名所として、2月半ばからは河津桜のピンク色、3月終わりからはソメイヨシノのうすピンク色というように、桜を長く楽しめます。そして。6月には色とりどりのアジサイの出番。遊歩道も整備されいるので、満開の時期には多くの見物客でにぎわいます。
登山道も整備されています
北側から登る道(黒線)は車道で、2.5㎞ほどで歩くと50分くらい。
東側から登る道(赤線)は登山道で、1㎞ほどで、歩くと30分くらい。
おまけ
とても稀なのですが、雲海が出ることがあります。上島と下島の間にある瀬戸海峡の付近に霧が発生する時、地上が霧深くて十万山が晴れていると、雲海が発生しているかもしれません。
まとめ
そんなに高い山ではありませんが、見晴らしのよさは抜群です。展望台で絶景に酔いしれるもよし、花や鳥や虫を愛でるのもよし、登山や散策を楽しむのもよしです。自分なりの楽しみをみつけてみませんか?
■十万山公園
住所:天草市本渡町本渡
駐車場:50台
アクセス:車 熊本駅~約2時間、九州自動車道松橋IC~約1時間40分、天草空港~約20分