天草陶磁器「山の口焼」を愛でつつ、ランチを!
窯元「山の口焼」と「山の口食堂」
「山の口食堂」は天草陶磁器の窯元「山の口焼」の隣にあります。「生活に溶け込む普段使いのもの造り」をコンセプトに窯元が産み出した器。その器に盛られたランチが人気です。器と料理の「2度おいしい」を味わってみては?
自然にかこまれた工房と食堂
本渡の繁華街から西に5分ほど車を走らせると、田んぼに囲まれた道ばたに見えてくる看板。その看板の方の道をたどっていくと、見えてきます。手前の白い建物が「山の口焼」工房、奥の白い建物が「山の口食堂」です。間にギャラリーもあります。自然にかこまれた、気持ちいい感じの外観です。伺った日は、ミモザが咲き始めていました。
山の口焼のギャラリー
これは、窯元である辻口康夫さんのギャラリーの入り口です。
ギャラリーには、使い勝手のよさそうな、温かみのある食器や花器がたくさん並んでいました。花器にはドライフラワーや観葉植物があしらわれて、暮らしを豊かに演出してくれそう。蚊取り線香用の器も発見。その器をどう使うと楽しいかな、と想像が膨らみます。
辻口康夫さんは、祖父より焼き物を学び、その後丸尾焼で修業されたそうです。土の風合いをいかし、暮らしの中で毎日使っても飽きない「普段使いのモノ」をテーマに造られているとのこと。野の花を飾ったり、日常の食事を盛って使いたい、そんな気持ちにさせる器たちをじっくり楽しめるギャラリーでした。
落ち着いた雰囲気の「山の口食堂」
ギャラリーを楽しんだ後は、併設された「山の口食堂」へ。中は、カントリー調のインテリアで、田園風景に溶け込んだような外観とマッチしていました。
メニューは2種類。aコースは定番でbコースは日替わりです。
bコース「チキン竜田焙煎ナッツソース」
料理は、窯元作である山の口焼の器に盛りつけて出されます。この器はこんな料理をこんな風に盛り付けるといいんだな、あの料理もこの器に合うかもなあ、などと想像しながらいただくと、楽しさも2倍です。
野菜たっぷりの前菜。紫ジャガイモのきんぴらが珍しくておいしかったです。和風パスタもついていました。メインはカリカリの衣に香ばしいナッツのたれが合うチキンの竜田揚げ。ごはんによく合うお味でした。デザートとコーヒーも付いている、ごちそうランチでした。
まとめ
自然に溶け込んだような工房で、生活になじむ、手になじむ器「山の口焼」を制作される窯元。「山の口食堂」では、その器を使ってランチを提供される奥様。夫婦のコラボレーションを楽しめるお店で、器を愛で、ランチを味わうという贅沢を体験しませんか。
■窯元「山の口焼」「山の口食堂」
住所:天草市本渡町本渡1755-3
電話:0969-24-2072
営業時間:11:30~14:00
定休日:日、月曜日
駐車場:4台
アクセス:車、熊本駅~約2時間、九州自動車道松橋IC~約1時間50分、天草空港~約10分