オープン! 天草・御所浦恐竜の島博物館が楽しい
御所浦恐竜の島博物館
「恐竜の島」として知られる天草御所浦。2024年3月20日に「御所浦恐竜の島博物館」がリニューアルオープンしました。展示されている化石や標本は約2000点。実際の化石を触ったり、実物大の複製があったりとワクワクする施設です。恐竜好きでなくても必見です!
海に浮かぶ博物館・御所浦
天草の南東に位置し、おだやかな八代海に浮かぶ御所浦。1997年(平成9年)に国内最大級の恐竜の化石が発見され、注目されるようになりました。
この御所浦に、2024年3月20日「御所浦恐竜の島博物館」がリニューアルオープン! この博物館、見るだけでなく実物の化石を触ったり、巨大な複製があったりとワクワクできる施設なのです。
桟橋でティラノザウルスがお出迎え
御所浦には定期船やフェリー 、海上タクシー(貸し切り船)で渡ります。恐竜の島らしく、桟橋ではティラノザウルスがお出迎え。
「御所浦恐竜の島博物館」には、2024年2月に熊本県苓北町で発見されたティラノザウルスの下顎の骨の化石も展示されています。
3階建ての「御所浦恐竜の島博物館」
下船すると港の前には3階建ての建物が見えます。ここが、リニューアルオープンした「御所浦恐竜の島博物館」です。下船後、徒歩1分程度到着します。
入館には事前予約が必要です。公式ホームページより予約して出かけましょう。
楽しい展示1: アプリ解説
館内には天草で発見された化石を中心に、約2000点の化石や標本が展示されています。たくさんの貴重な展示。できれば解説が聞きたいもの。
解説が必要な方は、スマートフォンのアプリで解説が聞けます。 入り口に設置されている、QRコードより「ポケット学芸員」のアプリを、ダウンロードし入りましょう。できればイヤホンを持参するとより便利です。
楽しい展示2:見て触れる
「御所浦恐竜の島博物館」の展示は、色々な工夫が施されています。特に実際の化石を見て触れる展示は必見です。歯のふちのギザキザひとつも、触ってみるとよりリアル。
展示を見るだけでは、飽きてしまいがちな子供達も大喜びです。
楽しい展示3:比較してイメージ
化石は骨や歯と部分的に発見される事が多く、実際の姿はイメージしずらいもの。「御所浦恐竜の島博物館」では、絵より模型や複製がよく使われています。
骨と複製を見比べることで、よりリアルに動いていた姿が想像できます。
楽しい展示4:リアルな実物大の複製
館内でひときわ目をひくのは、中央に展示された実物大の恐竜の複製です。縦、横、高さの尺度がわかるよう目盛りが表示されています。
恐竜の横に並ぶと、実際の大きさがよりリアルに感じ取れますよ。撮影禁止マークがない限り、写真撮影も可能です。恐竜と一緒に大きさを比べて、写真をとってみませんか。
それにしても、どうして御所浦にはこんなに化石が多く発掘されるのでしょうか。それは、御所浦が恐竜の生きていた時代白亜紀中期の「御所浦層群」と、絶滅後の地層「姫浦層群」が通った珍しい島であるからです。
こんな大きな恐竜達がなぜ絶滅したのか。想像が膨らむ空間です。
楽しい展示5:研究者思考を見える化
展示には、研究者の思考過程を表現したコーナーも設けられています。
化石が多く発掘される御所浦。近くのトリゴニア砂岩化石採集場では、化石採集の体験もできます。もし化石を発掘したら、研究者の考え方や思考で考える事が役に立つかも。この機会に、研究者の思考をのぞいていきましょう。
展望デッキも気持ちよし
恐竜や化石を見た後、3階の展望デッキもおすすめです。船が行きかう御所浦の現在の風景。博物館の中で見た世界を思い出しながら一息つくと、現代に戻ってきた気持ちになります。
まとめ
2024年3月にリニューアルオープンした「御所浦恐竜の島博物館」。島の博物館ながら 約2000点の化石や標本が、展示されていて見ごたえある博物館です。見て聞いて、触って。恐竜や化石好きでなくても恐竜に興味がわく場所ですよ。
■「御所浦恐竜の島博物館」
住所:天草市御所浦町御所浦4310-5
電話:0969-67-2325
開館時間:9:00~17:00*入館は16:30迄
休館日:毎週月曜日*祝日の場合は次の平日、年末年始(12/30~1/1)