天草陶石の窯元「丸尾焼」モダンな温かみの魅力
丸尾焼
天草は江戸時代から続く陶磁器の島です。中でも有名な窯元「丸尾焼」。この窯元はギャラリーと工房が隣接し、モダンでおしゃれな建物。食器は天草陶石と丸尾ケ丘周辺の赤土が作りだす独特の風合い。毎日の生活でほっとさせる器です。手に取ってみませんか
モダンで居心地の良い展示室
天草の陶磁器で有名な窯元と言われ、すぐに思いつく窯元の一つが「丸尾焼」です。天草下島、天草市の中心部にありアクセスも比較的便利な場所。ギャラリーと工房が併設する建物は、モダンな天井の高い建物で、その空間を美しく使って展示された焼き物達。とても居心地の良い場所で、焼き物をみながら時を忘れる場所です。
素朴な中の温かみ
「丸尾焼」の創業は江戸後期の1865年、約150年近く続く窯元です。丸尾焼が始まったのは、天草の丸尾ケ丘周辺に良質な粘土が産出されていたため。丸尾ケ丘周辺の赤土の粘土と天草陶石を窯変流し釉を基調としている焼き物は、素朴な中に温かみのある。どこかほっとする風情が特徴です。そんな特徴を備えつつも、バリエーション豊富でそれぞれが個性的な器達。このギャラリーは人々に愛され、来窯者4万人を超える天草だけでなく、九州を代表する窯元の一つでもあります。
ギャラリー奥の喫茶室もおすすめ
「丸尾焼」の目指す焼き物はいわば普段着感覚。「当たり前のいつでも手にいる焼き物」です。その感覚を直接味わう事ができるのが、ギャラリー奥のカフェです。もちろん器は「丸尾焼」のカップやお皿。モダンなデザインの中にあっても、使ってみるとわかるのですが、食べ物を無機質にしない暖かさを感じます。ギャラリー散策中の休憩にお勧めです。
はっとする芳醇さ
「丸尾焼」のカフェの珈琲豆は「LIFE FOODS DEPARTMENT 食べる生活百貨店」の豆。世界各国の農園から高品質な豆を選び、ハンドピック(手選別)された珈琲豆です。注文をすると豆を挽く音がして、丁寧に入れられた珈琲は、口元に珈琲カップをもっていくと芳醇な香り。カップのやさしい感触。「丸尾焼」の焼き物の良さが際立つ瞬間です。珈琲豆も販売されています。こだわりの珈琲豆は新鮮さを重視しているため、注文すると工場から直送されてきますよ!注文してみませんか?
裏手は解放感ある工房
「丸尾焼」はギャラリーと工房が隣接しているのも特徴です。平成7年に建設されたこの建物は解放感と自由さを感じる建物。工房の前の芝生には時には猫がくつろぎ、子供達の笑い声が響き。大きな窓越しに自然を感じる風とおしの良い工房。「丸尾焼」の暖かさの原点をみるようなんですよ。
まとめ
天草のそして九州の代表的な窯のひとつ「丸尾焼」。いかがでしたか?日々の暮らしの中で、毎日使う器。「丸尾焼」はまるで「おかえりなさい」と言ってくれる表情をもつ器なのです。日々かかせない、いつも一緒に過ごす器を探しに立ち寄ってみませんか?きっとお気に入りがみつかりますよ!
■丸尾焼(クラフト・ワン株式会社)
住所:〒863-0049 熊本県天草市北原町3-10
電話:0969-23-9522
営業時間:10:00~18:30
店休日:年中無休
アクセス:車 熊本駅から約2時間10分
九州自動車道[松橋IC]から約1時間40分 天草空港から約10分