夕陽百選の絶景「西平椿公園」にラピュタの木!?
天草西海岸は隠れた絶景も多いルートです。特に断崖絶壁に自生するヤブ椿が美しい「西平椿公園」は夕陽百選のひとつで、天草灘に沈む大ケ瀬の夕陽が美しい場所。ラピュタ木と呼ばれる巨石に絡みつくアコウの巨木も人気です。足をのばしてみませんか。
西平椿公園
断崖絶壁!約2万本もの椿の名所
東シナ海に面した、天草西海岸。奇岩や大きな岩がごろごろと転がっている天草西海岸はリアス式海岸で断崖絶壁が多い景観地。そんな西海岸の大江地区には、椿と夕陽の名所「西平椿公園」があります。
美しい!椿のレッドカーペット
「西平椿公園」は元々はヤブ椿が、断崖にはりつくようにたくさん自生していた場所。整備されて現在約2万本の椿があり、約141種の椿を見ることができます。2月~3月の椿の時期になると、遊歩道を覆う椿のレッドカーペット。石と木の間を彩る美しい風景にかわります。
急だけど絶景!山側・海側の遊歩道
約7ヘクタールの広大な敷地には、椿や樹木の間に遊歩道が整備されています。特徴的なのは転がっている大きな巨石と、巨石の間から伸びる生命力豊かな根。
天草西海岸には白亜紀の地層、姫浦層群が隆起しできた奇岩の景観地「妙見浦」もあります。「西平椿公園」も自然の記憶やパワーを感じる場所です。思いのほか広く、石や階段も多いため歩きやすいスタイルがおすすめ。
ラピュタを彷彿させる!アコウの根
「西平椿公園」には、大きな岩の上に根を張った有名なアコウの巨木があります。地元の人はこの石を、蔵が建ちそうな岩「蔵石」と呼んでいて、その上にアコウの巨木が!岩に絡みつくしっかりした根。ラピュタの天空の城のように飛び立ちそうな姿は圧巻です。
この通称「ラピュタの木」は、「西平椿公園」駐車場から海側への階段を下りていく遊歩道の途中にあります。
大ケ瀬・小ケ瀬の夕陽も絶景
「西平椿公園」から望む東シナ海は夕陽が絶景で、日本の夕陽百選にも選ばれています。遠くに見える岩陰は大ケ瀬・小ケ瀬と呼ばれ、天草灘の荒波の岩が削られてできたもの。周辺には珊瑚が生息している美しい海です。時間が許せば、夕陽の絶景もおすすめです。
まとめ
天草西海岸の自然と生命力を詰め込んだような「西平椿公園」。自生するたくさんのヤブ椿、蔵石に根をはるアコウの巨木。天草灘に沈む美しい夕陽。交通の便こそよくありませんが、ここは天草の隠れた名所です。
■西平椿公園
住所:熊本県天草市天草町大江西平
アクセス:車 天草空港~約1時間15分 熊本駅~約3時間 九州自動車道松橋IC~約2時間30分
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