天草「遠見山すいせん公園」から見る夕日八景
天草最南端の港、牛深港。この港を見下ろす遠見山の山頂には「遠見山すいせん公園」があります。冬から春にかけて、45万株の日本水仙と19種類5万本の西洋種水仙が咲く公園。天草夕日八景にも数えられる美しい夕日と、水仙を見に登ってみませんか。
遠見山すいせん公園
見稲荷神社からみる港町
天草最南端の町、牛深町。背後にそびえる標高217mの遠見山からは、町が一望できます。山の中腹には遠見稲荷神社があり、赤い鳥居から見下ろす港町の風景も風情があります。山頂を目指す途中休憩に立ち寄りたい場所です。
カツオ漁で栄えた港町・牛深
東シナ海に面した漁港牛深は、熊本県下でも最大の漁港です。かつてはカツオ漁で栄え、全国の港町で歌われるハイヤ節のルーツとされているのが「牛深ハイヤ節」。江戸時代から歌われてきた勢いのある歌と踊りです。帆船が主流であった時代に、北上にかかせない南風(ハエの風)を喜び。出向した人の安否を思って歌った歌でもあります。
冬~春に!「遠見山すいせん公園」
遠見山は山頂には「遠見山すいせん公園」があります。山肌に45万株の日本水仙と19種類5万本の西洋種水仙が植えられている公園。種類が違う水仙が、春に向かって異なる時期で咲くため、長い期間花を楽しむことができます。
花だけじゃない! 夕日とともに
数ある水仙公園の中で「遠見山すいせん公園」の特徴は、夕日百選の風景と同時に楽しめることです。東シナ海に面した遠見山は、江戸時代には「遠見山番所」がおかれていました。インターネットも電話もない時代、ここから狼煙(のろし)をあげて遠くの情報を伝達していたのです。
天草夕日八景のひとつ
「遠見山すいせん公園」は、天草夕日八景の一つでもあります。山の頂上から眺める、東シナ海に沈む夕日。また、山を降りる際には「牛深ハイヤ大橋」のライトアップを見ることもできます。水仙の香りに囲まれて、美しい夕日を見にいってみませんか。
まとめ
冬から春にかけて見頃の水仙。美しい夕日と水仙を見に、港町牛深の遠見山に登ってみませんか。
■遠見山すいせん公園
住所:熊本県天草市牛深町1415
アクセス:車 熊本駅~約3時間 九州自動車道松橋IC~約2時間40分 天草空港~約1時間15分
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