御神木アコウ樹の根がスゴイ!姫戸「永目神社」
永目神社
上天草の東側、姫戸町にある十五社宮「永目神社」。この神社には、日本で3番目に大きいアコウの樹があります。樹齢約300年の御神木。地上まで張り出した生命力あふれる根。愛嬌のある舌出しの狛犬。敷地は狭いながら、気分を浄化してくれる神社ですよ。
御神木は日本で3番目に大きいアコウ
上天草市姫戸町には、日本で3番目に大きいアコウの樹があります。
アコウの樹は、「永目神社(ながめじんじゃ)」の御神木。神社横に根を張っています。樹は幹回り約11メートル。樹齢、約300年。県指定天然記念物でもあります。
天草独特の信仰「十五社宮」
「永目神社」は十五社宮(じゅうごしゃぐう)を祀る神社です。え? 十五社宮って何、と思われる方も多いと思いますが、これは天草独特の信仰。
亀場町亀川の十五社宮の掲示によると
「祭神は神武天皇の御子建磐立命を中心に、その后、ご両親、その他近親の神々十二柱と、天照大神、応神天皇、天児屋根命の三柱の計十五柱をまつる。」とあります。
「その他近親の神々十二柱」は阿蘇地方で祀られている神々。これは雲仙普賢岳が近いため、火の神も併せて祀ったとも言われています。
かわいい! 舌出しの狛犬
「永目神社」に御参りするとき、門番の狛犬にも注目です。「永目神社」の狛犬は舌だしの、珍しいお顔。狛犬ファンの方は必見です。
愛嬌のある狛犬に出迎えられて、参拝したら横のアコウの樹にご対面!
樹齢300年! 御神木「 アコウの樹」
これが、神社横のアコウの樹。しめ縄が巻かれた堂々たるご神木です。推定樹齢約300年といわれるアコウの樹。
約300年前は、年号でいうと享保(享保)。時代は江戸時代です。時代劇でおなじみの暴れん坊将軍、徳川吉宗の時代。そんな時代から生き続けている、アコウの樹。想像力が膨らみます。
生命力が凝縮された根
アコウの樹は枝ぶりもさることながら、目をひくのが根元です。
大きな木を支え、土の上にまで張り出した根。巨木のある場所はパワースポットが多いですが、木漏れ日そそぐ風情は並々ならぬパワーを感じます。この生命力! まさに御神木です。
まとめ
上天草、姫戸町の「永目神社」。天草独自の信仰十五社宮を祀り、舌出しの狛犬や、樹齢300年のアコウの樹に出会えます。敷地は小さいながら、歴史とパワー感じる場所ですよ。
■十五社宮「永目神社」
住所:熊本県上天草市姫戸町姫浦字永目3947-2
アクセス:バス 大矢野町道の駅「さんぱーる」前~赤崎行 「永目」下車 約42分
車 熊本駅~約1時間50分 九州自動車道松橋IC~約1時間20分 天草空港~約1時間10分