心華やぐ2022年「鬼池ひなの会」でほっこり
鬼池ひなの会
2022年3月6日(日)まで、五和町の鬼池地区で第10回「鬼池ひなの会」が開催中です。コミュニティセンターを利用して、地域の人々の家庭で大切にされてきたお雛様を一同に公開。家々の軒先のお雛様を探して、町を歩くのも楽しいイベントですよ。
地域住民開催のひな祭り
天草下島の北部、鬼池地区。島原に渡るフェリーの発着所として知られる地域です。この地域で毎年開催されている「鬼池ひなの会」。2022年は2月16日~3月10日開催です。
地域住民の手によって開催される、お雛様は2022年で10回目。メイン会場は廃校を利用した、地域コミュニティセンターです。
眠っていたお雛様が一同に
入口の扉をあけると、たくさんのお雛様が出迎えてくれます。お内裏様に、お雛様、三人官女。竹籠の中に人形が飾られていたりと、手作りのひな祭りは心が華やぎます。
また展示案内によると、おじいちゃんおばあちゃんが小さい頃は、戦争から復興したばかりで高価なお雛様は購入できない家庭が多かった時代だったのだとか。こうやって、大切に時代を超えてお披露目されているお雛様がより貴重に感じられます。
畳敷きの教室にずらりと並ぶお雛様
教室に敷かれた畳には、ずらりとお雛様が飾られています。それぞれの表情や装飾品の違いを見て回るのも楽しい。昔はこの前で、子供達が雛菓子や白酒を飲みはしゃぎまわっていたのでしょうか。廊下にもかわいいさげ物があったりと、手作りの良さが感じられます。
引坂地区でもほっこり
五和町鬼池のフェリー乗り場から車で5分程、イルカウォッチングのさかんな通詞島方面にドライブした場所にある引坂地区。こちらでの展示も、さほど広くはないけれどほっこりする空間です。
炬燵にはいってうたた寝しているお人形は、近くの美容室の方が作られたもの。おだやかな時間が流れています。
「軒先びな」を探して春の散歩
期間中、鬼池地区を中心に本郷・引坂・友辻地区では「軒先びな」が展示されています。お家の軒先に、飾られるお雛様はなんとも愛らしい。金のお雛様もいらっしゃるだとか。早めの春風を感じつつ、そぞろ歩きしてみませんか。
まとめ
2022年、10回目となる「鬼池ひなの会」。地区をあげてのひな祭りは、1ケ所にとどまらずドライブや散歩をしつつ見て廻れるのも楽しいポイントです。春の鬼池でひな祭り。心華やぎますよ。
■2022年第10回鬼池ひなの会
開催期間:2022年2月12日(土) ~ 3月6日(日)
時間:9:00~17:00*最終日は12:00まで
開催場所:鬼池コミュニティセンター 、本郷・引坂
*大島コミュニティセンター、友辻、古里公民館の展示、一部イベントは新型コロナウイルスの影響で中止となっています。
問い合わせ先:0969-32-0004(鬼池地区コミュニティセンター)