木造駅舎内の網田駅カフェ「レトロ館」
網田駅カフェ
熊本県内最古の木造駅舎の残る網田駅。三角駅が出来るまで三角線終着駅として海水浴や潮干狩りで賑わっていました。そんな網田駅舎内に駅カフェ「レトロ館」があります。地産地消の食材を使った、真直ぐでやさしいお味。立ち寄っていきませんか?
120年前の木造駅舎
熊本県最古の木造駅舎が三角線「網田駅」です。シンプルな昔懐かしい駅。昭和の時代には道端でよくみかけた赤い筒状のポスト、公衆電話。風通しのよい駅の待合室。そしてこの駅は国の有形文化財でもあります。こんな網田駅内に元々は駅の事務室であったところを改築した駅カフェ「レトロ館」が営業しています。
心落ち着くカフェ
元々は駅の事務室だったスペースがカフェに改造されています。今でも駅員さんが座っている席が続きになっているのがおもしろい!カフェの内部は昔、宇土東小学校で使われていた懐かしい机や椅子達。落書きひとつも愛おしい。そして、きっと長く働いているだろう壁掛けの時計。とてもいい音で時を奏でます。壁には昔、道端でよく見たボンカレーの看板。全てが調和した落ち着く空間です。
ちょっとしたお土産も!
ちょっとしたお土産も販売されてます。手ぬぐいの「うとん行長しゃん」は、宇土市のゆるキャラ。宇土のうまかもんが好きなキャラクターで、おいしいものを食べすぎてちょっとふっくらしているんだとか。他の手ぬぐいも宇土の文化や特色を生かしたデザインぞろいです。ちょっとお土産にいいですよ。
網田が窯元「蒼土窯」
カフェの一角には網田が窯元の「蒼土窯」の焼き物や地元の方が作った帽子などの小物も販売されています。この「蒼土窯」の特徴は「草木捺彩陶」。自然の草木をそのまま粘土におしあて、その草木の形を写し取り素焼きをするもの。草花を焼き物として閉じ込めるというなんともロマンティックな焼き物です。熊本県伝統的工芸品にも指定されているこの焼き物。手に取ってみてくださいね。
季節にこだわった手作りの味
網田駅カフェ「レトロ館」のメニューは季節にこだわったメニューです。まず「かわいい!」と叫んでしまうのが、手作りのコースター。特産のネーブルがモチーフです。地元のまちおこしグループの管理する「レトロ館」は本物のよさがつまっています。
旬の時期に食べる野菜はおいしく、栄養価も高いといわれます。味もそんなポリシーが根底にあることを物語る、真っ直ぐな味でほっとするおいしさ。珈琲も丁寧にいれられたお味。きっと満足できますよ!
駅を眺めながらひと時を
このカフェの特徴は、駅と直通している事です。まさに駅カフェ!単線ながら、行きかう電車がが大きな窓から楽しめます。電車待ちにもぴったり。網田駅を楽しむためだけに、この駅で降りる電車マニアの人も増えているとか。タイムスリップしによってみませんか?あっという間に時間がすぎるくつろげる場所です。
まとめ
熊本県で最古の木造駅舎を生かした網田駅の「レトロ館」。忙しい時間の流れを忘れ去れてくれる、ゆったりとした風景と時間を感じることができます。真っ直ぐに向き合って作られたお料理もほっとできていい感じです。土日のみの営業ですのでご注意を!夕陽の名所、御輿来海岸も近くです。途中下車してみませんか?
■網田駅カフェ「レトロ館」
住所:〒869-3173 熊本県宇土市下網田町2101-1
電話:0964-27-0166
営業日:土日祝のみ営業 10時00分~15時30分
アクセス:電車 熊本駅から三角線三角駅行き「網田」下車。
バス 九州産交「宇土駅前」から三角産交行き「網田駅前」下車
車 国道3号線宇土市松原交差点を国道57号線三角・天草方面へ(熊本駅から45分程度)
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