世界遺産三角西港の特等席!元浦島屋のカフェ
「カフェギャラリー・ラフカディオ」
世界遺産登録されている宇城市の三角西港。ここには明治の時代の宿「浦島屋」を復元した建物があります。この1階の「カフェギャラリー・ラフカディオ」。三角西港を上から眺められ天草五橋もみえる特別席なのです!世界遺産を上から眺め休憩してみませんか?
レトロモダンな印象的外観
世界遺産に登録されている三角西港。そんな三角西港の中でもひときわ目をひくのが、明治時代、旅館として知られた「浦島屋」を復元した建物です。この「浦島屋」は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「夏の日の夢」に登場する事でも有名。小泉八雲が実際この「浦島屋」に宿泊し、いたく気に入ったといわれている宿を再建したもの。ここの1階に「カフェギャラリー・ラフカディオ」があります。
三角西港が見渡せる2階がおすすめ
「カフェギャラリー・ラフカディオ」では、軽食や飲み物が販売されています。1階で注文をして、ぜひ2階に上がってみましょう。注文した商品は2階の室内、オープンテラスどちらでも運んでもらえます。明治に設計され作られたこの洋館。中央にはまるで鹿鳴館のような大きな洋風の階段があり登っていくだけで、当時の時代に迷いこんだような気分にしてくれます。
浦島屋は当時は400坪の敷地だったといわれています。小泉八雲が滞在したのは、明治26年7月。猛暑の長崎からの1人旅の帰り。「浦島屋」のことを「極楽」、女中さんたちのことを「天女」、女将さんのことを「ほれぼれとするような愛嬌のある婦人」と評しています。この復元された「浦島屋」の2階もとても気持ちの良い場所。明治の面影が垣間見れる場所でくつろいでいきませんか?
海からの風が心地よいテラス
季節がよければ一番のおすすめはオープンテラスです。テラスからは現在架橋中の1号橋「新天門橋」もよく見えます。世界遺産の三角西港をながめながら、ゆっくり珈琲タイム。夏はビールも最高です。薄いグリーンを基調にした建物は柱の1本1本まで凝った作り。心まで涼やかになりそうな空間です。
穏やかな入り江が美しい、三角西港。背後には険しい山々が迫る地形に作られた天然の良港。明治の三大築港ともよばれるこの港はオランダ人の水理工師ローエンホルスト・ムルドルの設計です。756メートルにわたる石積みの埠頭はとてもみごとで、上から眺めてもほれぼれします。
ゆっくり一休み
歩き疲れた時に景色を眺めながら休憩ができる「カフェギャラリー・ラフカディオ」。映画やドラマの撮影地にもなった明治時代の港をみながら、ゆっくり休憩していきませんか?三角西港にいく機会に小泉八雲の小説を読み返してみるのも楽しいかも。この海、港、風。今も昔も変わらず心癒してくれますよ。
まとめ
小泉八雲の小説の舞台にも登場する元浦島屋1階の「カフェギャラリー・ラフカディオ」。外から眺める風情も良いのですが、この建物の2階から眺める景色はタイムスリップしたようです。港に貿易船が着岸し、明治の人々が行き交う姿を思いうかべながら、休憩してみませんか?
■「カフェギャラリー・ラフカディオ」(浦島屋1階)
住所:〒869-3207 熊本県宇城市三角町三角浦1120-13浦島屋
電話:0964-52-4865
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
アクセス:三角駅から徒歩32分
車 松橋ICから約50分 熊本駅から約1時間
バス 産交バス 熊本駅から快速あまくさ号 熊本駅~三角西港 約1時間
三角駅から 三角産交~三角西港 約10分
地図:クリックするとGoogleマップが表示されます