千巌山 

上天草の桜の名所「千巌山」。山頂からは天草五橋が一望でき、西は有明海に雲仙、東は八代海や天候次第で阿蘇まで見渡せる場所です。天草四郎が出陣前に祝宴を開いたという伝承も残る「千巌山」。天草らしい風景と桜を見に行きませんか。

駐車場から桜がお出迎え

上天草の桜の名所「千巌山 (せんがんざん)」。天草市松島町西側にそびえる、標高162ｍの山です。 奇岩が多いことから「千巌山 」と名付けられました。昭和10年6月に名勝指定。昭和31年には国立公園に指定されています。

天草四郎の逸話も残る「千巌山 」。山頂駐車場では、春には桜の花が出迎えてくれます。

2024年3月末もうすぐ満開！ 

こちらの写真は2024年3月29日の写真。

ソメイヨシノや山桜も自生する「千巌山 」。桜が6分咲程度です。2024年のソメイヨシノの開花は例年より少し遅め。3月末から4月の第1週目あたりりに満開の可能性が高い状態です。

海と桜と普賢岳

山の西側は、有明海に天気が良い日は雲仙まで見渡せます。「千巌山 」は桜と共に、大小の島々が連なり、雲仙普賢岳まで見渡せる天草らしい景色を楽しめる場所。

満開の桜に、ツツジの赤、島原をバックにした海の青。深呼吸したくなります。

トトロに野生の草花も

「千巌山 」は海と桜だけでなく、ツツジやスミレ野イチゴの花など野生の草花も楽しめます。車で山頂まで行き、ハイキングしながら展望所まで歩いてみましょう。

山の地形を活かしたアスレチックを楽しめる場所もあり、シュールなトトロにも会えます。

気持ちの良い山頂東屋で休憩

展望所の東屋には、海を眺めながら休憩できる場所も用意されています。一息ついていきませんか。

山の上から見える風景「あそこは何だろう」と思う時は、備え付けの地図が便利。風景と照らし合わせながら、場所探しも楽しいのです。

奇岩にキリシタン殉教の丘も　　　　

「千巌山 」の元々の通称は手酌子山。天草島原の戦いの総大将、天草四郎時貞が信徒と共に、出陣の祝酒を手酌子で酌み交わした伝承から呼ばれて来た名前でした。国立公園指定の際に、奇岩の多さから「千巌山 」と正式に命名されています。

駐車場の近くには、キリシタンの伝承を偲ぶように「キリシタン巡礼の丘 」があり石碑が建てられています。

天気の良い日は天草五橋を一望！ 

「千巌山 」の東側は、天草五橋が一望可能です。八代海から天気の良い日は、阿蘇まで眺める事ができる、天草でも眺めの良い場所です。

入口の目印は「千巌山 」展望所標識

「千巌山 」へは熊本方面からは 上島から下島に向かう国道266号線沿い、合津港に入る道の手前を右手に登ります。森鮮魚店の看板次の横道。「千巌山展望所 」の看板が目印です。

まとめ

名勝であり、国立公園にも指定されている「千巌山 」。山頂に登り、天草の島々や島原、天草五橋を臨む風景を一望してみませんか。桜の頃は特に美しい風景です。

■千巌山 (せんがんざん)
住所：上天草市松島町合津
アクセス：車 熊本駅～約1時間30分 九州自動車道松橋IC～約1時間15分 天草空港～50分