
春を呼ぶ 第13回「鬼池ひなの会」街中ひな祭り
「鬼池ひなの会」
2月16日から3月9日まで、天草の五和町で第13回「鬼池ひなの会」が開催されています。旧小学校の跡地を利用し、たくさんの雛人形が飾られるこのイベント。飾り方も工夫されていて、見ごたえがあります。軒先の雛人形を探しそぞろ歩くのも気持ちいいですよ!
天草五和町で恒例の「ひな祭り」
天草下島北部、海の玄関「鬼池港」と空の玄関「天草空港」を有する五和町。ここ五和町で、閉校となった旧小学校跡地をメイン会場に第13回「鬼池ひなの会」が開催されています。
2月16日から3月9日まで、数々の雛人形が飾られ見応えあるイベントです。
戦争の時代には飾られなかったお雛様
「鬼池ひなの会」のイベント案内にある文章を見てはっとすること。それは、戦争の時代の子供達はお雛様を見ていないという一説です。
戦争が終わり、平和な恵まれた時代になると逆にお雛様は押し入れの中。そこで「鬼池ひなの会」では、そんなお雛様達を一同に集めて、皆で眺めて楽しもうと始まったイベントなのだとか。
お雛様を飾ることができるのは、平和な時代だからこそだと気付かせてくれます。
毎年増える手作りの小物や飾り
各家庭から集まったお雛様だけでなく、地域でこつこつ作られた”さげもん”や、手作りのお雛様用のお着物も展示されています。
たくさんのお雛様が、工夫を凝らして美しく飾られています。
核家族で見かけなくなった雛段飾りも
核家族化が進んだ現代。雛段飾りを目にする機会も減ってきました。平安貴族の婚礼の様子を模しているといわれる、雛段飾り。
雛段には、官女や護衛の随身、五人囃子などが配置されています。人形の間に飾られる品々は、嫁入り道具を表しているのだとか。正式な雛段飾り、見に行ってみませんか。
春を感じる! 街中雛飾り
「鬼池ひなの会」の雛祭りの特徴的な飾りが、街中に飾られた雛人形達です。「鬼池ひなの会」の赤い旗を目印に、軒先に飾られた春を感じる雛人形。
春風を感じつつ、少し暖かくなってきた街中を雛祭りを探して歩いてみませんか。
心やわらぐ! 道端の菜の花や梅
雛飾りを探して歩くと、梅に菜の花。そこには、春の息吹が感じられる港町の風景が広がっています。冬を越えて、春の気配を味わいながら歩のも、とても気持ちがよいものです。
まとめ
第13回を迎える「鬼池ひなの会」。平和な時代のありがたさと、春の息吹を感じつつ、お雛様を見に行きませんか。
■第13回「鬼池ひなの会」
住所:天草市五和町鬼池1184(鬼池地区コミュニティセンター)
期間:2025年2月16日~3月9日
開催時間:9:00~17:00
アクセス:・車 熊本駅~約2時間30分 松橋IC~約2時間10分 天草空港~約30分