天草観光おすすめ!多脚式で日本最大の石橋・祗園橋
祇園橋
天草山口川に架かる「祗園橋」。この「祗園橋」は多脚式の橋では日本最大の石橋です。見事な5列9行45脚の角柱で支えられた橋は、なんと江戸時代から残る橋。天草・島原の戦いの激戦区でもあった場所にかかる橋で江戸時代にタイムスリップしてみませんか?
「多脚式」の橋では日本最大の石橋
天草市の中心部、山口川に架かっているいる石橋が「祇園橋」です。天保3年(1832年)に建造され、素朴な作りながら160年以上の時、人々が往来している橋。「多脚式」の橋では日本最大の石橋で、国の重要文化財にも指定されています。石橋を支えているのは5列9行45脚の角柱。アーチ型の橋が多い熊本。その中でこれだけ多脚な足を持ちながら、流されず現存している貴重な橋です。日本百名橋の一つでもあります。
今も渡れます!
「祇園橋」は長さ28.6m、幅3.3m。現在でも歩いて渡れます。手すりが低いため、落ちないように用心して渡りましょう。渡るとより、橋を形成している石の大きさ見事さが感じられます。所々すきまがあり、スリル感もあるのですが、160年人の往来を支え続けた橋だと思うと感慨深い景色です。
由来は橋の側の祇園社(八坂神社)
橋を渡り切った所には、橋の名前の由来にもなった祇園社(八坂神社)があります。派手さはないものの、大切に祀られていることが解る神社。石段などの建立の年号や名前の祗園橋の名前の由来から考えても、長きにわたり信仰されている神社です。
祗園橋を訪れたら、この祇園社にもぜひ登ってみてください。上から祗園橋や、山口川の流れる町並みを見る事ができます。祗園橋が架橋された、天保3年は江戸時代で時の将軍は11代将軍・徳川家斉の頃。神社から石橋にかけて、江戸時代の面影をそのまま残したこの景色。タイムスリップした気分になれます。夕暮れ時もおすすめです。
引き潮の際には下からも!
「祗園橋」は引き潮になると、川辺に降りることもできます。祗園橋架橋前の時代、この付近は寛永14年の天草・島原の戦いで天草四郎の軍と富岡城番代三宅藤兵衛の唐津郡とが激突した場所でもあります。さほど大きくはない川ですが、長い歴史を感じることのできる場所です。
まとめ
天草市内に江戸時代から架かる「祇園橋」。普通のアーチ型とは違う多脚式。川面に写る脚の影も興味深く、袂の祇園社も歴史を感じる場所です。天草の歴史を感じにいってみませんか?
■祇園橋(国指定重要文化財)
住所:天草市船之尾町 町山口川
アクセス:熊本駅から車で約2時間
九州自動車道松橋ICから1時間40分程 天草空港から15程
バス 九州産交バス「中央新町」下車 徒歩8分
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