なにこれ!天草の奇岩「おっぱい岩」に鳥居!
別名「海にうかぶ博物館」と呼ばれる天草。そんな天草の国道沿いに、思わず二度見してしまう看板と海に続く鳥居があります。ここに鎮座する奇岩が「おっぱい岩」。この岩、想像以上にリアルです。1億年の歴史を閉じ込めた岩を見に、海岸に降りてみませんか。
おっぱい岩
海沿いに現れる不思議な看板
天草市五和町から苓北町方面に向かう国道324号線を走っていると、海沿いに二度見してしまう看板があります。
「1億年の大地の歴史?岩はわかるけれど、おっぱい?」と疑問に思う方、ぜひ降りてみてください。ここは天草ジオパーク(地球に親しみ学ぶ場所)のひとつ、「おっぱい岩」です。
1億年の大地の歴史眠る島
天草は別名「海にうかぶ博物館」といわれる島。傾斜した地層が風化や浸食によってつくるケスタ地形に、天草陶石が採掘されるような特徴的な地質や地形。天草の地層は1億年の歴史を記録しているといわれています。
海岸に鳥居が!
海岸沿いを見渡すと、なぜか鳥居が。この鳥居は2019年10月に完成しました。この先にあるのが「おっぱい岩」です。この「おっぱい岩」は、雲仙岳の噴火で飛んできた石からできたといわれいます。火山の威力はすごい! では、正面に回り込んでみましょう。
まさしく「おっぱい岩」
正面に回り込むと、これはまさに「おっぱい岩」。かなり、ふくよかでリアル! 巨人の化石の一部かと目を疑うほどです。ここは海岸に露出する坂瀬川層の中にあり、風化浸食により取り残されたと言われています。
夕陽の頃も神秘的
波の浸食でできた形とは思えないリアルな「おっぱい岩」。触ると胸が大きくなる、母乳が沢山でるご利益があるそうです。触って行きませんか? 夕陽の美しい天草。夕方のおっぱい岩もおもしろい風景です。
潮のチェックをお忘れなく!
「おっぱい岩」を見に行く時に忘れてはならないのは潮のチェック。海岸にあるため、潮のかげんによっては海に沈んでいる「おっぱい岩」。確認して出かけるのがベターです。
天草苓北町リンク→おっぱい岩潮見表
看板の先に駐車場あり
「おっぱい岩」は国道の広くはない1本道にあります。看板を見つけても、急に車を止めたりすると事故のもと。看板の先に広い駐車車が用意されています。看板をみつけたら駐車場を目指してください。夕方いくと、美しい天草の夕陽も見ることできるかも!
まとめ
天草の奇岩「おっぱい岩」。想像以上に名前どおりの見事なおっぱいです。どうやってこの形になったのか。自然の不思議。そして、1億年の長い時間を感じさせる海岸の浸食風景も見ごたえがあります。歴史や地層が好きな方にはおすすめです!
■おっぱい岩
住所:天草郡苓北町坂瀬川
アクセス:車 熊本駅~約2時間30分 九州自動車道松橋IC~約2時間10分 天草空港~25分
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