洋画家・木村昭二「海辺の美術館」で旅気分
木村昭二 海辺の美術館
小さなキャンパスは、人を旅に連れて行ってくれる。そんな油絵が並ぶ、洋画家•木村昭司氏の「浜辺の美術館」。個人美術館ですが、海外で修行した油絵は、心に響くものがあります。大矢野から天草に向かう道中。いつもの道を少し曲がって、訪ねてみませんか。
まさに「海辺」の美術館
熊本市内から大矢野町を通過し、天草五橋2号橋に至るまでの国道266線沿い。気になる看板をみかけことがありませんか。シンプルだけど興味をそそる看板「浜辺の美術館」。天草に美術館があったかな? と、見ると入館無料。看板どおり、海辺にある美術館です。
洋画家`木村昭司氏のアトリエ
国道266号線の大矢野から天草市内に向かう途中の下り坂、左手に農業機械のメーカー中九州クボタの営業所を右に曲がります。海沿いを5分ほど走った所に「浜辺の美術館」のまた看板が! ここは洋画家•木村昭司氏のアトリエ兼作品を展示してある、個人美術有漢です。アトリエの窓からは、美しい海が広がっています。
お向かいは島原半島の絶景
大きな窓から眺める有明海。お向かいは島原半島という、なんとも贅沢な風景です。木村昭司氏は、宇土出身。東京を拠点に、日本のみならず、パリやスペインなどヨーロッパに住み、絵の修行を行った洋画家です。美術品の価値を調べる「美術年鑑」にも、しっかり掲載されています。
引き込まれる! 油絵の風景
油絵独特の絵具を重ねた描写で描かれる、のびのびとした風景。使用済みの絵具の山もアトリエの風景の一部です。木村氏が撮影した、当時のヨーロッパの写真など、作風を築いてきた道のりも感じられます。絵を通じて、ヨーロッパを旅している気分になれますよ。
まとめ
大矢野町の「浜辺の美術館」。海を臨むアトリエで描かれる、海外の風景をみていると、不思議と旅気分にしてくれます。小さなキャンパスの、どこまでも広がる風景を味わってみませんか。
■洋画家•木村昭司「浜辺の美術館」
住所:上天草市大矢野町中3792-1
電話:0964-26-6661
開館:10:00~17:00